機械学習を利用したマイクロソフトの室内農業プロジェクト

機械学習を利用したマイクロソフトの室内農業プロジェクト

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今後、数十年の間に世界の人口は90億人を突破すると言われています。そうなった時に、”今のまま行ったら” 深刻な食糧難になることは間違えありません。例えば近い将来AIとBI(ベーシックインカム)で働かなくて良くなったとしても、地球上で取れる作物に限界があるので、食べ物のハイパーインフレが起こるなんてことも考えられます。食料自給率の低い日本なら、なおさら深刻な問題ですね。

ただ世の中の頭のいい人たちは、すでにそれに対する対策を初めています。いやあ、本当にありがたい。このプロジェクトをやってるのは、マイクロソフト。北京にあるマイクロソフトリサーチの研究所で行われています。

このプロジェクトは食料の栽培に必要な、光、大気、温度、水、栄養素など、すべてを室内で供給し、常に制御・監視するというものです。ただ供給するだけではなくて「監視」するというのがポイント。データを収集することで、作物の栽培に最も最適な手段を学習していきます。機械学習とやらを使って。

またすごいなと思ったのは、工場内に余分な二酸化炭素を注入し、光合成による穀物の成長と、温室効果ガスの削減を同時にやってのけようとしているなんてことですね。

さらにさらに、密室の工場で作るので、害虫や病気になる可能性は少なく、殺虫剤や除草剤を利用を最低限に留めることができます。

極め付けは、陸上農場に比べて水の使用量を99%以上削減することができるということ。水ってね、意外と貴重だったりするんですよ。日本に住んでると、そんな感覚は薄れちゃいますけど、90億人の世界になったら水の奪い合いが起きてもおかしくない。まあ水に関しては日本はそんなに深刻な危機じゃないですけど。

話を戻すと水を闇雲に供給するのではなく、ちゃんとデータを取りながら、最適な量を見つけることができたので、ここまでできるんですね。

これは設備投資と電気代がエゲツないぐらいお金がかかるというところに目を瞑れば、最高な気がします。まだ研究中のようですが、研究がひと段落したら、どのように展開していくのでしょうか?ここのオーナーになりたい。

参考 : マイクロソフト公式

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